【 ブログ chatGPTに相続税の計算をさせてみた 】 を掲載したのは 2023年の9月でした。 あれから約3年ほどたちます。 この間に AI はとてつもなく進歩していますので、どれくらい違いがあるのかを確認してみました。
まず 3年前と 同じ内容を Claude に聞いてみます。
「 一億円を相続した場合の税額を計算する
#条件
相続人は 妻と 一人の子供
法定相続割合で遺産分割する 」
以下 Claude の回答です。
『
相続税額の計算(遺産総額1億円・妻+子1人)
1. 基礎控除額
3,000万円 + 600万円 × 2人 = 4,200万円
2. 課税遺産総額
1億円 − 4,200万円 = 5,800万円
3. 法定相続分で按分
| 相続人 | 法定相続分 | 取得金額 |
|---|
| 妻 | 1/2 | 2,900万円 |
| 子 | 1/2 | 2,900万円 |
4. 各人の税額(速算表:3,000万円以下 → 税率15%・控除50万円)
2,900万円 × 15% − 50万円 = 385万円(各人)
相続税の総額 = 770万円
5. 実際の負担額
法定相続分どおりに分割するため、総額を1/2ずつ按分します。
- 妻:385万円 → 0円(配偶者の税額軽減により、法定相続分または1億6,000万円までは非課税)
- 子:385万円
結論
実際に納付する相続税は 385万円(子のみ)です。 』
難なく答えてくれました。
【 ブログ chatGPTに相続税の計算をさせてみた 】 の時には、 基礎控除を間違えたりと、かなり厳しかったですが、 3年もたつと むしろ余裕すら感じます。
3年前に聞いたことの 別の質問も試してみます。
「 1億円を相続した場合の税額を計算する
#条件
相続人は 妻と 二人の子供
法定相続割合で遺産分割する
相続財産から基礎控除を控除し、法定相続割合で分割する
相続人の税額は分割した財産から計算する
妻の相続税は免除される 」
以下、Claudeの回答です。
『
相続税の計算(遺産1億円/相続人:妻・子2人)
STEP 1 基礎控除を差し引く
- 基礎控除額:3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円
- 課税遺産総額:1億円 − 4,800万円 = 5,200万円
STEP 2 法定相続割合で分割する
| 相続人 | 法定相続分 | 分割後の金額 |
|---|
| 妻 | 1/2 | 2,600万円 |
| 子A | 1/4 | 1,300万円 |
| 子B | 1/4 | 1,300万円 |
STEP 3 分割した財産から各人の税額を計算する
速算表:1,000万円超〜3,000万円以下 → 税率15%・控除額50万円
- 妻:2,600万円 × 15% − 50万円 = 340万円
- 子A:1,300万円 × 15% − 50万円 = 145万円
- 子B:1,300万円 × 15% − 50万円 = 145万円
STEP 4 相続税の総額
340万円 + 145万円 + 145万円 = 630万円
STEP 5 実際の納付額
法定相続分どおりに取得するため、総額630万円を取得割合で按分します。
| 相続人 | 按分割合 | 按分後の税額 | 控除 | 納付額 |
|---|
| 妻 | 1/2 | 315万円 | 配偶者の税額軽減 △315万円 | 0円 |
| 子A | 1/4 | 157.5万円 | — | 157.5万円 |
| 子B | 1/4 | 157.5万円 | — | 157.5万円 |
答え:納付する相続税は合計 315万円(子2人で157.5万円ずつ)
前回(子1人)の385万円と比べ、相続人が1人増えたことで基礎控除が600万円増え、かつ税額が低い税率帯に分散されるため、負担が70万円軽くなります。
なお、債務・葬式費用の控除、小規模宅地等の特例、生命保険金の非課税枠(500万円×3人=1,500万円)などがあれば金額は変わります。私は税理士ではないので、実際の申告は税理士にご確認ください(配偶者の税額軽減を使う場合は、納税額0円でも申告が必要です)。
』
試算としては 十分ですね。
今後 相続税での利用方法
・ 単純な相続税の計算は Claudeで十分に対応できるだろう。
・ 相続財産について 個別の評価の利用も十分に期待できる。土地の評価などは複雑ですが、地図や路線価の情報を与えると、土地の評価の補正も入れてくれるだろう(すでに開発済みかもしれません)
・ 株価の算定も十分使えそうですね。
担当 O