cha-GPT で相続税の計算ができるか試してみました。
(chat-GPT 4 を使用しています)
手始めに贈与税の計算をさせてみた
まず、手始めに贈与税の計算をさせてみました。
(なお、質問内容やchat-GPTからの回答は一部抜粋しています)
「
1000万円を贈与した時の税額を計算してください
」
『
贈与税の税額は、贈与された金額や贈与の関係、贈与の回数などにより変わります。また、一定の金額以下の贈与は非課税となる控除があります。
2022年現在、親から子への贈与であれば、1100万円までの贈与は基礎控除により非課税となります。そのため、1000万円を贈与した場合、基礎控除を適用すれば贈与税は発生しません。
』
と早速 基礎控除の金額を間違えています。
そこで、
「
贈与の基礎控除は 110万円です。
1000万円を贈与した時の贈与税はいくらですか
」
と基礎控除の金額を教えてあげます。すると
『
すみません、先程の回答で間違いがありました。正しくは、基礎控除額は110万円です。
1000万円を贈与した場合、まず基礎控除の110万円を差し引きます。すると、贈与額は889万円となります。
この金額に対して税率を適用すると、以下のようになります:
300万円までの部分:300万円 × 10% = 30万円
300万円超~600万円までの部分:300万円 × 15% = 45万円
600万円超~889万円までの部分:289万円 × 20% = 57.8万円
これらを合計すると、贈与税の額は132.8万円となります。
』
とだいたい正しく計算できるようになります。
所詮 コンピューターですので、条件をはっきりさせればさせるほど間違いが少なくなりそうです。
ちょっとレベルを上げてみた
ちょっとレベルを上げて 10年間の暦年贈与について計算させてみました。
「
1億円を10年かけて贈与した時の贈与税の総額を計算する
#条件
贈与の基礎控除は110万円
」
『
1億円を10年かけて贈与する場合、1年あたり10万円を贈与することになります。
1年あたりの贈与額10万円は基礎控除の110万円を下回るため、贈与税は発生しません。
したがって、1億円を10年かけて贈与した場合の贈与税の総額は0円となります。
』
意外にも 1年あたりの贈与額を間違えてしまいました。
相手はコンピューターであることを意識して質問をかえます。
「
100,000,000円を10年かけて贈与した時の贈与税の総額を計算する
#条件
贈与の基礎控除は1,100,000円
」
『
100,000,000円を10年かけて贈与する場合、1年あたり10,000,000円を贈与することになります。
まず、1年あたりの贈与税を計算します。基礎控除の1,100,000円を差し引いた8,900,000円に対して税率を適用します。
300万円までの部分:300万円 × 10% = 300,000円
300万円超~600万円までの部分:300万円 × 15% = 450,000円
600万円超~8,900,000円までの部分:2,900,000円 × 20% = 580,000円
これらを合計すると、1年あたりの贈与税の額は1,330,000円となります。
これを10年分合計すると、贈与税の総額は13,300,000円となります。
』
と間違いが修正されました。
それでは肝心の相続税の計算ですが、第2回目に続きます。
担当 O